日本通運 「NX苫小牧危険物ロジパーク」稼働開始
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Image: weekly-net.co.jp
日本通運は7月から、北海道苫小牧市晴海町で多温度帯管理機能を備えた安全・適正な保管管理が可能な物流拠点「NX苫小牧危険物ロジパーク」の稼働を開始した。
北海道では近年、半導体関連産業の集積が進み、国内外からの企業進出や大規模投資が相次いでいる。そのなかで苫小牧市は、国際拠点港湾である苫小牧港と新千歳空港という「ダブルポート」を有し、鉄道や高速道路などの交通アクセスにも恵まれる。積雪量が少ないという地理的特性もあり、原材料の安定供給や製品輸送で高い利便性が期待される。また、苫小牧港にはNXグループの内航船「ひまわり」も就航しており、国内外からの危険物・高圧ガスの大量輸送にも柔軟に対応できる体制を整えている。
同施設は、定温危険物倉庫と多温度帯危険物倉庫(建設中)の2棟を有し、今後は高圧ガス倉庫(建設中)やコンテナヤードの拡充も計画。半導体製造に不可欠な化学品や高圧ガスなど、先端産業の原材料を最適な環境で保管・管理する。
また、2024年8月に稼働を開始した恵庭市の新倉庫「NX―TECT Hokkaido」と連携し、北海道内外の先端産業の原材料を扱う倉庫としても活用可能。
◎関連リンク→ 日本通運株式会社