豊作と新型コロナウイルスによる外食需要の低迷で、国内は近年に無い「コメ余り」となっている。農林水産省が発表した統計によると、全国の民間在庫量は3月末時点で前年と比べ31万㌧増の265万㌧。今年も深刻なコメの在庫スペース不足が予測されており、卸売業者は生産地からの移送など対応に追われている。一方、倉庫業者は「政府備蓄米の安価な料金では、要求される厳しい保管体制の維持は難しい」として、備蓄米保管から撤退するケースも出ており、先の見通せない状況が続いている。(原田洋一、佐藤陽、井内亨)
【写真=備蓄米保管から撤退する倉庫業者が相次ぐ】


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