長距離バスドライバーはどんな仕事!?魅力や注意点を解説

仕事を長く続けるためには、自分に合っているかどうか見極めることが大切です。
同じバスドライバーの仕事であっても、短距離と長距離では勝手が異なってきます。
ここでは、長距離バスドライバーの魅力と注意点、運転以外の仕事内容について説明していきます。
目次
長距離バスドライバーの魅力とは
運転好きな人に最適な仕事です。
短距離バスドライバーにはない多くの魅力がありますが、向き不向きもあります。
ドライブを仕事にしたい人に
極めて走行距離が長いことから、バスでドライブ気分を満喫できるでしょう。
市街地走行と比べて、ゴー&ストップが少なく、気楽に運転できるという声が多いです。
バス会社の方針によっては、日本全国の都道府県をまたがって走行する状況もあり、47都道府県を制覇したい方にとって近道と言えるでしょう。
また、観光名所で休憩をする時は、現地のグルメや娯楽を楽しむことができます。
長距離バスドライバーに転職してから、ドライブの楽しさを再認識した、食通になったという声は非常に多いです。
人間関係の煩わしさから解放される
運転という性質上、人と積極的に触れ合うような仕事ではありません。
バスガイドが同乗する場合は、コミュニケーションに関することはガイドに丸投げできます。
そもそもバスドライバー自身が、お客様から話しかけられるような状況になりにくいのです。
これはタクシードライバーと大きく異なる点と言えるでしょう。
人との接触が少ないと、運転に集中しやすくなるメリットがあります。
注意力散漫な状況にはなりにくいですが、一方で睡魔に襲われやすい問題があります。
そこで、眠気対策を徹底したうえで、業務に臨むようにしてください。
いろいろなバスに乗りたい方におすすめ
バスマニアにとって、長距離バスドライバーの仕事は天職と言えるでしょう。
短距離バスは一つの車両を長期間にわたって利用するケースが多いのに対して、長距離バスは車両の入れ替えの頻度が多いです。
そのため、いち早く新車に乗りたい方にとって都合がいいのです。
一般の乗用車と同様にバスも常に進化しています。
新型車両は運転しやすく、ストレスを感じにくい工夫が凝らされているのが特徴です。
仕事に慣れるまでは慎重に
短距離走行の経験しかない方が長距離バスドライバーに転職する場合、最初は戸惑うかもしれません。
仕事に慣れるまでは、焦らずに慎重な運転を心がけてください。
最初のころは過度の緊張を感じることも
プライベートで運転するのと仕事で運転するのとではわけが違ってきます。
お客様の命を預かる長距離バスドライバーは、精神的な疲れを感じやすい仕事です。
バスの場合は、特に搭乗人数が多いことから、タクシーと比べても格段に緊張感を覚えやすくなります。
また、長距離バスは短距離バスよりも大型タイプが多く、運転に慣れるまでは苦労するかもしれません。
自分一人で路上デビューするのが不安という方は、研修制度が充実したバス会社を選ぶといいでしょう。
中には、しばらくの期間付き添って指導してくれる会社もあります。
睡魔に負けないように対策を
長距離バスドライバーの仕事に慣れてくると、良い意味で緊張感が緩和していきます。
その一方で、緊張が緩むと眠たくなり、運転中にうとうとする経験をしたというドライバーもいるので、眠気対策は徹底しておきましょう。
そこで大切なのは、日頃からしっかりと睡眠時間と質を確保しておくことです。
どんなに睡眠時間が長くとも、質が悪ければ日中の眠気につながります。
それゆえ、睡眠時間と質のバランスが重要なのです。
また、運転中に眠くなった時は、ガムを噛むのもいいでしょう。
噛むという行為は脳を刺激し、これが眠気を遠ざけてくれるのです。
中でも、カフェイン入りのガムは脳を覚醒させてくれるので、通常のガムよりもおすすめです。
運転以外の仕事もある?
長距離バスドライバーの仕事は運転だけではありません。
車体点検や車内清掃などの業務もドライバーの役目です。
安全な運行のために車体点検を
安全走行の基本は安全運転ですが、それと同時に車体の状態をベストに保つことも大切です。
長距離バスドライバーは、出発前に規定の車体点検を実施しなくてはいけません。
バスの不具合は突発的に発生することもありますが、多くの不具合には前兆があります。
空気圧が正常ではない、ナットにがたつきがあるなどに気付くためには点検が必須です。
お客様に気持ちよく乗っていただくために
バスの利用者にとって、車内は部屋のようなものです。
汚れた部屋は衛生的に良くありませんし、また臭いの原因にもなります。
これはバスの車内においても同じですから、車内清掃をこまめに行っておく必要があります。
出発前までに清掃を済ませておくのは当然のことで、お客様が外で観光している時間帯なども利用して、ゴミやこぼれたジュースなどを片付け、きれいにしておきましょう。
まとめ
運転が大好きで長距離走行も苦にならない方にとって、長距離バスドライバーは適職と言えます。
大勢を乗せて走行するため気疲れしやすく、また慣れてくると睡魔に襲われやすいという注意点はありますが、これらは自己管理や工夫によって解決できます。
運転以外では車体点検や車内清掃などの仕事もありますが、慣れれば難しいものではありません。