中京陸運(鷹見正彦社長、愛知県名古屋市)グループはこのほど、みよし市の中部トラック総合研修センターで27回目となる合同安全運転競技大会を開催し、グループ内の各地より48人の選手が参加した。

コロナ禍の影響を受けて4年ぶりの実施となる同大会は30年以上の歴史を重ね、そのなかでは県のドラコンで優勝、全国大会で3位の成績をおさめた武田栄二ドライバーを輩出するなど、同社の安全を支えるうえでこれまで重要な役割を果たしてきた。

今回は点検・走行・学科に加えて採点には影響しないものの視力関連の検査も行い、技量や知識と併せてドライバーとしての能力も数値化して意識をもたせた。

競技を経ては団体部門で九号地営業所が2919点(一人あたり平均417点)で優勝し、名港西営業所が2814点(平均402点)、湾岸営業所が2751点(平均393点)で続き、個人の部(510点満点)では名古屋陸送の清水武蔵氏(456点)が優勝、続いて九号地営業所の加藤賢氏(452点)、湾岸営業所の石濱雄也氏(451点)という結果となった。

関係者はドラコンについて、「競技という性質上で点数はつけているが、目的はあくまで安全性の向上」と語って30年の歴史にふれながらその意義に言及。また取材に応じた鷹見社長は「指導する側の人間をもっと増やしていきたい。そうすることがさらなる事故防止につながっていく」と語って同大会がドライバーの成長を促していく場でもあるとの見解を示した。

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