西部運輸 安全教育動画を自作
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Image: weekly-net.co.jp
西部運輸(横山立社長、広島県福山市)と同社グループでは、新型コロナの感染流行をきっかけに、安全教育をWeb研修に置き換えた。独自の教育動画は、空き時間などに視聴できるため、管理職の当初の心配をよそに、ドライバーはこの変化を歓迎しているという。
動画は、安全指導部の占部恵司・取締役部長が講師となり関係法令の解説、時事・季節にまつわる話題を中心に、自社の事故事例と対策を15分以内にまとめ、ニュース映像や図表を入れ、テロップを付けるなど、見る側が理解しやすい内容に編集。「講義形式だが一方的にならない話し方を心掛けている」(占部部長)。
なお、現在の最新動画は、山陽道・尼子山トンネルの車両火災がテーマ。同社のグループ会社のトラックも巻き込まれたそうで、アルミ製の荷台が溶け落ちた凄惨な様子を紹介。そのうえで、トンネル内で火災に遭遇した場合の対処を解説している。
動画は、同社のYouTubeチャンネルに非公開でアップし、従業員が個々に視聴するタイミングでQRコードからアクセス。最後まで見終えないと回答できない小テストと、感想を記入してWeb研修は終了となる。
占部部長は、「集合研修は、原則土日に実施していたので、休日出勤や夜勤明けに参加するドライバーも多かった。Web研修(事故惹起者は現在も対面での研修)になってから業務の空き時間に視聴でき、理解も深まるのでは」と話す。
なお、同社は来年度の導入を目指してAIドラレコも試験運用を進めている。「自分の運転を第3者目線で見て、事故撲滅につなげてほしい」と考えている。
◎関連リンク→ 西部運輸株式会社
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