アンロードプラス(岡本辰彦社長、岡山県津山市)は1月19日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで「荷積み2時間規制」に対応した製品の説明会を開催する。当日は14時から、参加費は無料だ。

 

同社は工場や倉庫からのトラック荷積み作業の時間が物流のボトルネックとなっている点に着目し、それを解消する荷台システム「アンロード・プラス」を開発した。

 

荷台そのものが地面に降りる仕組みで、積み下ろし時間の大幅な短縮と省力化を可能にしたシステムは、フォークリフトも不要で、作業時間は10分ほど。作業に体力が不要で女性等でも対応できるため、人手不足の解消にもつながるという。

 

このシステムは特許技術となっており、現在は運送業界のみならず工場内搬送や拠点間輸送、鉄道業界など各業界で採用が始まっているという。同社は物流業界で「10分間シッピング」の普及を図ることを目的に、オープンイノベーションで社会課題解決に取り組むMIKATAプロフェッショナルズと提携し、昨年5月に物流シッピング改善協議会を立ち上げた。

 

同協議会の小坂幸彦氏は、「コンセプトは『サンダーバード2号』のようにどこでも簡単に積み下ろしが可能なシステム。荷台の仕様や各種業界ニーズへの対応も自在なため、現在、様々な企業と連携して現場展開が進んでいる」と現状を説明する。

2024年の労働時間規制で大きく影響を受ける長距離運送の対応では、スワップボディ輸送など荷物を積み替えてリレー式に運ぶという方法がある。アンロード・プラスでも積み替え時間を大幅に短縮できる特性を活かし、荷物を小型コンテナに収めシームレスに渡していく形を構築するという。

同氏は、「アンロード・プラスは各業界の企業との事業連携も積極的に進めていく予定」と話す。

当日の説明会では製品概要の案内や事業連携の相談会などが行われる予定。

参加申し込みは無料で、アンロード・プラスの申し込みページから申し込める。

 

◎申し込みページ: https://pro.form-mailer.jp/fms/a0e9bdb0303450

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