住友商事が運営する「Smile Board Connect」は、物流現場の業務を可視化できるツールとして、今年5月から外販を開始している。

3PLをはじめとする物流現場では、人員配置などの作業計画を表計算ソフトやホワイトボードで管理している現場は多い。しかし、表計算ソフトは現場の人間に伝わりにくく、また、データが残らないホワイトボードはデジタル化を妨げるといった課題があった。

「Smile Board Connect」は、ピッキングや包装・発送作業を記録することで、リアルタイムで働いている人の作業進捗がタブレット等の画面上でわかり、そのデータを集め分析することで、物流センターの業務全体が可視化できるという。

同サービスは1拠点、月約15万円で導入可能。また、オプションとなるが、量子コンピュータおよびAIによる最適配置機能を追加することで、個人単位のスキルデータをもとに最適な人員配置を導き出せるという。

開発や実証実験に携わった同社物流事業部の犬山直樹氏は、通販物流を行うグループ会社のベルメゾンロジスコに社長として在籍し、物流現場の課題を解決してきた。外販が開始するにあたって物流現場への営業も行ってきたが、「近年、人材不足の高まりを肌で感じるようになった」という。

ロボットやマテハンの導入を検討しつつも、人が必要になる場面も多いため、「人とロボットの配置を考えていく必要があるのではないか」と、開発に至った経緯を説明する。

その上で犬山氏は、「Smile Board Connectは、データに強い副センター長の役割を担うイメージ」とし、「よりよい現場づくりや魅力的な職場に寄与できれば」と話している。