一般貨物や精密機器の輸送、事務所移転サービスなどを手掛けるパワーウェイブ(藤崎弘敬社長、東大阪市)はこのほど、新事業として家電製品や事務所の不用品の回収サービスを開始した。

「大手企業がリサイクル率向上に取り組み、またSDGsの促進が叫ばれるなど、環境面においてリサイクルやリユースが企業のトレンドとなっている」と、新サービスを始めた経緯を説明する藤崎社長。

同社は、古物商や産業廃棄物収集運搬許可、第一種フロン類充填回収業の許可を取得しており、「再資源化を目的とした事業であり、回収してバラして、銅のコイルやアルミ、ステンレス、真鍮など資源となるものを売っていく」そうで、持ち込みの場合は無料、同社が回収に伺う場合は有料。ゴミについては専門業者に依頼して適切に処分を行うという。

「運送業界はこの先、ますます厳しくなると思われ、運送以外で利益を生むものを作っていく必要があるのでは」と指摘する藤崎社長。家電回収には車両が必要であることから、「自社で運ぶ荷物を生み出すことができれば、『運賃が高い・安い』と言わなくても済むようになる」と先を見据える。

対応する不用品にはプラパレやタイヤ・ホイール、バッテリーなども含まれており、運送事業者からの依頼も大歓迎と話す藤崎社長。「買い取りできるもの、無償回収できるもの、有償になるものなど製品によってさまざまなので、事前にお問い合わせ頂ければ」とのことだ。

◎関連リンク→ 株式会社パワーウェイブ