コクヨロジテム(松浦鉄男社長、大阪市東成区)はこのほど、循環型社会を目指す取り組みとして、京都工芸繊維大学所属の学生と共に廃棄家具のアップサイクルに挑戦したと発表。

 

同社は、コクヨグループが10月から本格始動した循環型事業の一翼を担っており、「捨てない社会」を目指し、不要な家具の引き取り事業を行っている。しかし、廃棄されてしまうものもあり、まだ使える可能性のあるものを廃棄してしまうことに対して「もったいない」と感じていたという。そこで、「廃棄家具を用いて新しいものを生み出してみたい」という京都工芸繊維大学所属の学生とともに、廃棄家具のアップサイクルに挑戦することとなった。

 

取り組みでは、コクヨロジテムが回収した廃棄チェアの脚羽を使用して、同大学の学生2人がオフィス家具をデザイン・制作。2人は制作にあたり、同社の配送センターで廃棄家具の見学や社員との交流を行い、加工・流通の仕方まで視野に入れてデザインする視点など学んだ。

 

同社では、「廃棄家具のアップサイクルを企業として事業化するには品質保証等の課題も残るが、今後、当社はコクヨグループ内で連携を取りながら、『捨てない社会』・循環型社会を目指す取り組みの可能性を模索していく」とコメント。

 

◎関連リンク→ 株式会社コクヨロジテム