㈱青果物流竹山(資本金200万円、岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町5200、代表竹山昌伸氏)は、5月24日に岐阜地裁から破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は池田紀子弁護士。事件番号は令和3年(フ)第87号。

 同社は、1995年(平成7年)創業、2006年(平成18年)9月に法人改組された一般貨物自動車運送業者。当初は青果物専門の配送業者として市場と各青果問屋、小売店、生産者の間を回る配送業務を手がけていたが、市場取引の縮小に伴う青果物の輸送量減少を受けて日用品や雑貨品の運送も開始し、近時は青果関連が40%、雑貨関連60%の輸送比率となっていた。また、直近でも物量は確保され、2020年8月期年収入高は過去最高となる3億5000万円を計上していた。

 しかし、雑貨関連の荷受は傭車として請け負うケースが大半となっていたほか、増車に伴う減価償却負担やリース料負担によって近年は採算割れが続いていたことで資金繰りに行き詰まり、今回の措置となった。

 申立書ベースの負債は約1億3000万円。

(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)