パナソニックモバイルコミュニケーションズは5月20日、7.0型頑丈タブレット「TOUGHBOOK(タフブック)FZ―S」を発売した。これに先駆け、19日に記者発表会を開催。武藤正樹社長(写真右)は、「タフブックはユーザーの課題を解決しながら進化を続け25周年を迎えた。今後もサブスク強化など、導入しやすい新製品の投入を続けていく」とあいさつした。

同製品は、過酷な現場での使用に備え頑丈設計を強化。プロジェクトマネジメント部の土田淳氏(同左)は、「巣ごもり需要で増加している冷凍・冷蔵倉庫などの低温環境下での使用を想定し、耐環境性能を向上させた」とし、「マイナス20度でも操作でき、ワクチン輸送にも適している」と述べた。

また、コンパクト性と高機能を両立。同氏は、「放熱ヒートパイプを放熱シートに変更するなど、従来より20%軽量・10%薄型化を実現した」とコメント。「前面はスタイリッシュなデザインながら、背面は握りやすいグリップを採用し、手が滑る、落とすという心配を格段に減らせる」と述べた。

今年度の販売目標は12万台、価格は16万5000円前後を想定。武藤社長は、「昨今の物流業界の人手不足に対応すべく、今後、効率的な配送ルートをアシストするアプリや倉庫管理などのソフトウェアを拡充したい」と締めくくった。

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