京都府で長距離輸送などをメインに営業展開している運送事業者では、約3年後に迫っている働き方改革に対応するため、時間短縮などの取り組みを行って環境整備に努めている。

同社の社長は、「ゆくゆくは長距離も難しくなってくる。そのために今から準備をしていないと対応ができなくなる」とし、「時間短縮に努めているが、どうしても給与が減ってしまうため、どうすればよいかを考えている」と話す。

また、同社長は「国が認めているダブルワークを自社でも認めて、足りなくなった分を稼いでもらうしかない」と話し、「他社で同じドライバー職をされるぐらいなら、テイクアウト専門の飲食店を別会社として自社で立ち上げ、そこでアルバイトしてもらえるよう検討している」と話す。

テイクアウトの飲食店であれば車両を運転する必要もなく、時間的にも管理がしやすいと考えている同社長は、「少しずつ準備を始めている。できるかどうかはわからないが、何か工夫をしてやっていかないと人手不足になってしまう。色々な工夫をして先を見据えながら取り組みをしていきたい」と語る。