アシストスーツ協会(飯田成晃代表理事、東京都中央区)は9月5日、一般社団法人化を記念し、大阪初となる「アシストスーツ」の体験展示会「アシストスーツサミットinOsaka」をグランフロント大阪で開催。会場では多くの来場者が実際に装着し、機能を確認するなど賑わっていた。

「アシストスーツ」は、モーターによるアシストや人工筋肉、バネの反力などで、重量物の持ち上げ・下げ時の負荷を軽減する製品。手積み・手下ろしによる腰痛が職業病とも言われる物流業界でも、導入を検討する事業者は増えている。

日本シグマックス(同新宿区)は、「メディエイドアシストギア腰ユニット」を紹介。同製品は、腰を中心とした上下パーツを連結させることで、肩・太ももから腰に向かって張力が働き、前傾姿勢時の腰への負担を軽減。太ももベルトとクロステープの適度な伸縮性で、荷物の上げ下げに伴う腰回りの負担も軽減する。価格は上下パーツ合計で2万5000円(税別)。

同社経営企画室の峠花観氏は、「人体構造に即して機能性と快適性を追求した設計で、着用したまま異なる作業も容易にできる」とし、「上下あわせて約460㌘と軽量で、装着時の負担も少ない」と説明。「体型にあわせて活用いただけるよう、上下パーツそれぞれでサイズ展開している」という。

その他の出展製品とメーカー名は次の通り。

▽「マッスルスーツ」(イノフィス)、「アルケリス」(アルケリス)、「レイボ」(加地)、「TASK AR」(ダイドー)、「楽ウェア」(菊池製作所)、「CBW」(倉敷紡績)、「DARWING Hakobelude」(ダイヤ工業)

 

◎関連リンク→ 一般社団法人アシストスーツ協会