シンガポールの上場不動産会社キャピタランド・インベストメント・リミテッドの日本法人であるキャピタランド・インターナショナル・ジャパン(土谷千博社長、東京都千代田区)は10月7日、三井物産都市開発(土原伸社長、同港区)と共同で開発を進めていた物流施設「相模原南橋本ロジスティクスセンター」が9月30日に竣工したことを発表。

同物件は圏央道の相模原愛川ICから約8キロに位置し、首都圏の配送拠点として適した立地。相模原市は人口増加傾向にあり、さらにリニア新幹線開設により物流マーケットとしてのさらなる成長が見込まれている。また、最寄りのJR相模線南橋本駅より徒歩5分と、従業員の雇用確保に優位性がある。

鉄骨造り耐震地上4階建、延べ床面積6826坪、有効天井高5.5m、床荷重1.5トン/平方mなど、先進的な物流施設の性能を備えている。環境にも配慮し、CASBEEのAランク認証を取得。特に、最新のタブレット制御型人感センサー付LED照明で、電気料金を削減すると同時に企業のオペレーションに応じた詳細な照明設定が可能。

同物件は、同社の日本での第1号物流施設となる。大阪府茨木市で第2号、東京都羽村市で第3号施設に着手しており、今後も国内主要都市での物件への投資機会を積極的に増やしていくとしている。