日貨協連は6月14日、石川県のホテル日航金沢において第59回通常総会と第17回全国大会を開催。任期満了に伴う役員改選により、3期6年にわたって会長を務めた吉野雅山氏が退任し、御手洗安氏(愛媛県トラック運送事業協同組合)が新会長に就任した。

総会で吉野氏は、相互扶助の観点から会員への事業支援に尽力した6年間を想起。「蒔かぬ種は生えぬという信念でやらせていただいた」と述べ、新体制発足により新たな道筋ができることに期待を寄せた。会は上程された議案をすべて承認、令和5・6年度新正副会長・名誉会長・相談役・員外役員等を選定した。

全国大会開催にあたり挨拶した御手洗氏は、2024年問題に関して「非常に困難ではあるが、逆にチャンスではないかと思われる。我々一丸となり、一つの目的に向かって突き進んでいきたい」と協力を求めた。また、国交省自動車局審議官の岡野まさ子氏、全ト協会長の坂本克己氏が来賓を代表して登壇。両氏は先般、関係閣僚会議で取りまとめられた政策パッケージに言及し、相互連携への積極的な姿勢を祝いの言葉に込めた。

元金沢市長・山出保氏による講演や御陣乗太鼓の実演など、石川県の歴史や伝統文化を盛り込み、知事と金沢市長も祝辞で歓迎ムードを高めた今大会は盛会のうちに終了。次年度の全国大会は、福島県郡山市で開催される。

◎関連リンク→ 日本貨物運送協同組合連合会