商運サービス(佐久間恒好社長、東京都練馬区)雇用対策支援事業部が運営するSCT1%CLUBとロジ勤怠システム(髙嶋民仁社長、杉並区)は9月6日、全ト協会館で、「働き方改革対応セミナー第3弾 働き方改革実現の課題と方法とは?」をテーマに、ハイブリッド型セミナーを開催した。

藤倉運輸の藤倉泰徳社長(ロジ勤怠システム取締役)は、「大変な時代にいるが、今日のセミナーを、2024年問題を乗り越える良いきっかけにしてもらえれば」とあいさつ。

また、ウインローダーの髙嶋民仁社長(ロジ勤怠システム代表取締役)は、「業界を取り巻く環境は今後諸々変わるが、〝勤怠ドライバー〟を活用しながら、ロジ勤怠システムとしても業界の役に立てるようにしていきたい」と述べた。

基調講演では、クオリティ・オブ・ライフ創造支援研究所の森田司代表理事が「働き方改革を正しく理解する」「働き方改革におけるコンプライアンス違反を防止するために労基署の臨検事例から考える」をテーマに講演。森田氏は、深掘りした違反防止対策について、「気がついたら必ず実践をしてほしい」と参加者へ呼びかけた。

後半では、ロジ勤怠システムが開発を手がける運送業向け勤怠システム「勤怠ドライバー」を活用した物流会社の成功事例として、パネルディスカッションが行われた。

TAKAIDOクールフローの人事部から下村真史部長、ファースト・ロジスティックスから池田隆明執行役員管理部長が登壇し、各社の取り組みから、「勤怠ドライバー」導入の目的や導入後について説明した。

両社からは同システムについて、「業務効率化」「未払い残業のリスク回避」「視覚的に見やすい」「リーズナブル」「クラウド管理の利便性」などがメリットとして挙げられた。

ロジ勤怠システム営業部マネージャーの深浦淳弥氏は、「当社は運送会社の経営者が、業界を良くしたいという思いで経営している会社。だからこそ、ユーザーの意見をシステムに反映するような体制が整っている」とし、「業界の発展に向けて今後も貢献していきたい」と述べた。

最後に、SCT1%CLUB発起人である佐久間氏は、「正直者が救われるような業界に変えていく必要がある。2024年問題の後も、勝ち組で残るんだということを合言葉にして、経営者同士、業界のために協力していきたい」と述べた。

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