京セラコミュニケーションシステム(KCCS、黒瀬善仁社長、京都市伏見区)はこのほど、NEDOが公募する「革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現」に採択されたと発表。

2022年度から2024年度にかけて、石狩市や札幌市で、複数台の自動配送ロボットによる地域内サービスの実証および、雪上走行に向けた研究開発を行う予定。

テーマは、「中型中速配送ロボットを複数台利用する、多様な地域内サービス提供の実証および、雪上走行技術の研究開発」。ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じたサイズで、最高速度時速15kmのロボットを用いる。

KCCSは、実証に関する企画・管理・調整、無人自動配送ロボットの開発・運用、雪上走行技術のための車体開発などを行う。

また、自動配送ロボットによる配送サービス実証および、事前調査・設計、事後評価の支援として、早稲田大学の小野田弘士教授、石狩市、セコマ、ヤマト運輸が協力する。

KCCSでは「本実証を通して、ICT技術と情報通信基盤整備などのノウハウを生かし、地域における物流課題の解決に向けたモビリティサービスの開発を行い、SDGsを見据えた地域社会への貢献を目指す」としている。

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