冷凍食品やチルドなど、低温物流を担うTAKAIDOクールフロー(飯田勇一社長、東京都杉並区)では、独自の取り組みとして「TAKAIDO大学」を開いている。4月15日には大学開校7期目として、新入社員と各拠点から推薦された11人が入学した。

TAKAIDO大学では、大学の学部のように、総合学部をはじめ輸送学部、倉庫学部を設置しており、月ごとにそれぞれの学部で学べるようになっている。

総合学部では、同大学の目的と心構え、「仕事の評価は誰が決める」といった会社の核となるテーマなど5項目、輸送学部では、トラック輸送の概要と役割、あおり運転と交通事故防止、心理・生理的要因と車両点検の3項目を学ぶ。また、倉庫学部でも、業務の特徴と問題点、事故やトラブル、5S活動など基本となることを学んでいく。

新卒者はもちろん、輸送や倉庫で働く社員が、業務への理解を深めるために、基本から理想まで学ぶことになっている。

15日の入学式では、飯田社長が、「年々レベルアップを感じている」とし、「今後物流業界は生産性を高めていくことが必須となっており、それには皆さんの人間的な成長が成果につながってくる」と話し、新入生らにエールを送るとともに、期待を寄せた。

その後、飯田社長による講話と、講師による講義が行われた。

◎関連リンク→ TAKAIDOクールフロー株式会社