日本SCM協会の鈴木邦成専務(日本大学教授)とユーピーアールの中村康久常務の共著「物流DXネットワーク、ビジネスパーソンのための『コネクティッドロジスティクス』の基礎知識」がNTT出版から発売された。

鈴木氏は、「5G環境でAIの活用領域が広がり、ロジ・物流業界でも、その効率性を高めていくことが期待されている」とし、「より制御されたモノの流れと情報の流れ、さらにはキャッシュフローが、AIやIoTとのリアルタイムリンクのもと、迅速にムダなく、かつ戦略的に管理・活用されていく」と指摘。

また、「5G環境で可能になる画像認識の高速化などのメリットも、ロジ・物流業界が大きく享受することになるが、その流れにあわせての情報武装の徹底とシステムの高度化も必要になる」と付け加える。

同氏は、「これまで、『勘と経験』に頼っていた需要予測や、それに伴う設備投資も、リアルデータに基づいて設計・実施される『データドリブンエコノミー』によるコネクティッドロジスティクス時代がまもなく到来する」と語る。

A5判240ページで、価格は2420円。