皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。私は愛知県警と協定を結び、「交通安全サポーター」として、県警のYouTube番組に出演させて頂いています。定期的に動画をアップし、愛知県下のみならず、YouTubeを通じて、その時期、その時期の交通安全の話を、ドラレコ映像を活用して動画を配信しています。

先日、県警の担当の方との打ち合わせで、春の動画のテーマを決めました。毎年、春に注意したい事故を皆さんはご存知ですか? それは「子供」が絡む交通事故です。

これは、ここ数年のデータが裏付けとなっています。全国的に、子供と車両が接触する事故が毎年4月から増加し、5月、6月にピークを迎えます。

データ上、発生時刻にも特徴があり、午後の時間、いわゆる帰宅途中や友達の家に遊びに行く途中での事故が多いそうです。さらに、道路状況は、比較的、狭い道路が多いということです。

このような過去のデータから、交通事故防止の対策をすることは非常に大切です。私は運行管理者時代、感覚的な対策を行っていたせいか、子供との事故は、夏休みが一番多いと思っていました(ちなみにデータ上、8月は比較的少ないのです)。このような感覚に頼った対策では、効果を発揮する可能性はもちろん下がります。

ぜひ、皆さんも、データなど、根拠に基づいた対策を行って頂き、より教育の精度を上げて下さい。3月以降の安全会議では、この「子供の事故」をテーマに挙げてみてはいかがでしょうか? 私のYouTubeでも参考動画を上げておきますのでご活用下さい。