物流エコノミストの鈴木邦成氏(日大教授)と情報通信分野出身で物流実務に携わる中村康久氏(ユーピーアール)の共著、「シン・物流革命、迫りくるサプライチェーン崩壊を回避する最後の選択肢」が5月20日に幻冬舎から発売された。

 

同書では、「スマート物流の情報基盤」「物流革命を支える未来のテクノロジー」「最適化されるサプライチェーン」「物流革命におけるグローバルビジネスの覇者」など、業界に波及する無人化オペレーション技術に迫る内容となっている。

著者の鈴木氏は、「コロナ禍以降、無人化が進む物流で起こっているテクノロジーの革新やサプライチェーンの最適化に関連する一大ムーブメントを、『サプライチェーン崩壊を回避する最後の選択肢』として『シン・物流革命』と命名し、本書では業界動向を踏まえながら紹介している」と説明。

 

「社会の情報化・スマート化が進み、テレワークやウェブ会議でビジネスの主要プロセスが進むことも珍しくなくなった。情報分野の発展はもはや常識となりつつあるが、その一方で物流の進歩はこれまでフォーカスを集めなかった」と指摘。「もちろん、物流関係者にとっては周知の事実ということもあるが、一般的には物流と情報の関連性にも大きな言及は見られなかった」とも。

 

同氏は、「情報革命の次の段階として物流・ロジスティクス領域にも大きな革命が起きようとしている。物流と情報の関係はこれまで以上に密接になる」と語る。

204ページで価格は1430円。

 

◎関連リンク→ 「シン・物流革命、迫りくるサプライチェーン崩壊を回避する最後の選択肢」