TAKAIDOクールフロー(飯田勇一社長、東京都杉並区)は4月20日、独自の取り組みである「TAKAIDO大学」を開講した。大学開校8期目として、新入社員と各拠点から推薦された社員、合計16人が入学した。

TAKAIDO大学では、大学の学部のように、総合学部をはじめ輸送学部、倉庫学部を設置しており、月ごとにそれぞれの学部で学べるようになっている。新卒者はもちろん、輸送や倉庫で働く社員が、業務への理解を深めるために、基本から理想まで学んでいくことになっている。

また講座では、社長が選定した書籍を1年かけて一緒に読んでいくという面白い取り組みも行っており、今年は安岡正篤著の「立命の書『陰騭録』を読む」となった。この書籍が描かれた背景である昭和43年は、学生運動が盛んで、東西冷戦など不安定な世界情勢下で、現在の情勢に重なる部分があり、決定したという。

 

飯田社長は、「こうした学びの場を設けた理由は、皆さんにもっと幸せになってほしいとの思いから」とし、「現実的なことでは、利益や安全性についてもどうやったらあげられるのか考えていくが、道徳性を育てていくことも目的にある」とした。その上で「ぜひとも1年間、楽しみながら、成長していってほしい」と締めくくった。

 

◎関連リンク→ TAKAIDOクールフロー株式会社