アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は4月20日、ハイアットリージェンシー東京で、2022年度経営計画発表会を開催した。

第68期となる今期は、「昨日よりも今日 今日よりも明日 一歩ずつ前へ進もう!」をスローガンに取り組んでいく。

壇上に立った横塚社長は、2021年度の実績を振り返った上で、今期2022年度の経営方針について発表した。

2021年度の実績では、明治からフレッシュ・ロジスティックを譲り受け、グループ化したことや、新規に加古川営業所(2021年4月)、川越市場営業所(同9月)、大黒ふ頭流通センター(同10月)、小牧営業所(同11月)、東北日配物流センター(同12月)の5拠点を新たに開設した。

同社独自の育成機関、アサヒ人材育成大学(ALU)の取り組みでは、リーダー育成が198人、ブロック長グループ長育成が12人など、合計437人が受講した。

作業負荷軽減への取り組みでは、関東から中部、関西をつなぐ幹線便「Bies Liner」の運行を開始、ドライバーの負荷を軽減するとともに、女性にも優しい環境を整えた。

同社では、女性専用車両「クローバー」を導入し、女性の活躍を促すクローバープロジェクトを推進しており、女性の積極採用を進めているが、現状、女性ドライバーの比率が、5・9%になったことがわかった。

2021年度の売上高は、アサヒ単体で388億円となり、前年比106.8%となった。

2022年度の経営計画では、「時間の価値を高めよう」をスローガンに取り組む。具体的には、スマホ「アシストロボット」の導入やネットスーパーの運営体制の確立、2022年度中に、盛岡共配センター(5月)、新潟営業所(6月)、長岡共配センター(10月)、新草加物流センター(2023年3月)を新たに開設する。

中期経営ビジョンとして、2026年までに東日本を「面」でカバーする幅広く盤石なインフラを確立、東名阪をつなぐ機能を強化する。
同発表会ではまた、自主管理経営優秀拠点表彰、永年勤続者表彰が行われ、勤続者表彰では、35年勤続3人、30年勤続8人、25年勤続21人などに、賞状と記念品が贈呈された。

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