春の交通安全運動期間中の4月8日、倉敷市玉島阿賀崎の玉島小学校前交差点で「信号機のない横断歩道での歩行者優先」を啓発する街頭キャンペーンが展開された。玉島警察署が、倉敷市玉島支所や同地区の交通安全母の会に協力を呼び掛けて実施したもので、Respect the Law 38(道交法38条=横断歩道等における歩行者等の優先)プロジェクトに賛同し、その活動に加わっているHINODE&SONS(佐藤慎司社長、同市)からも3人が参加した。

JAFが行った2021年の調査で「横断歩道を渡ろうとする場面で一時停止した車の割合」が全国ワーストとなった岡山県。街頭活動の開始を前に、同署の丸本一城署長も「10台のうち1台しか停止しないという不名誉な結果」と説明。周辺にある信号機のない横断歩道では2019年12月24日に高校生が車に跳ねられ、いまも意識が戻っていないことにも触れながら「横断歩道に人がいたら止まらなければならないのはマナーではなく、ルール」と力を込めた。

 

二手に分かれた参加者らは警察官の車両誘導に従い、同交差点がある国道429号の上下線で啓発活動を実施。HINODE&SONSが提供した夜光反射材や、同署が山崎製パンとコラボして販売している安全メッセージ入りの調理パン(ランチパック)などをセットした200袋を配布した。

 

◎関連リンク→ HINODE&SONSグループ