日野自動車は4月1日付けで物流部門を事業化。グループ会社の日野ロジスパック(HLP)の事業も統合し、同日付けで社名を日野グローバルロジスティクス(HGL、山根良和社長、東京都青梅市)に変更した。グループの物流業務を一本化し、現在の日野の物流業務を段階的に集約していく。

完成車や部品の物流業務では従来、日野とHLPがそれぞれの役割に応じて企画・管理、運用、実作業を行っていたが、一部重複もあり、全体最適化が課題だったという。今回、HGLへ物流業務を集約することで、日野とHGLが連携しながら、グループ全体の物流効率化を推進していくという。部品の発注、在庫管理、効率的な梱包や積載方法の検討、配車改善などを通じた効率化に加え、完成車物流を一元管理することで得たデータの活用や、ASEANを中心としたグローバル物流構築といったさらなる事業基盤の強化も進める。

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