トールエクスプレスジャパン(山本龍太郎社長、大阪市)はこのほど、昨年7月に横須賀―新門司間に新航路を就航させた東京九州フェリー(小笠原朗社長、福岡県北九州市)を利用して、関東から九州までの雑貨便輸送を3月下旬から輸送本数を拡充することを発表した。

今回の輸送は、トールエクスプレスジャパンのモーダルシフトの観点から、陸送を横須賀―新門司間のフェリー輸送に移行。昨年11月から1日1台をシフトしていたが、リードタイムが時間通りに確保できることと、船舶動揺による貨物ダメージがないことを評価し、3月下旬から追加して、日発2台での運行になったという。

同社は、「フェリー輸送を無人車航送に切り替えることにより、ドライバーの拘束時間が短くなり、労務管理上のメリットがあるほか、CO2排出量がトラック輸送より約5分の1になる海上輸送は環境にやさしい輸送になる。今後も、2024年問題対策を含め、さらにモーダルシフトを進めていく」と示した。

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