日本物流団体連合会(物流連、池田潤一郎会長)は3月11日、都内で令和3年度「第2回人材育成・広報委員会」(堀切智委員長=NIPPON EXPRESSホールディングス副社長)を開催した。

委員会に先立ち、オンライン講演会も開催、76人が参加。講師には西日本旅客鉄道・常務技術理事の河合篤安全研究所長を迎え「ヒューマンファクターの理解と安全性の向上」をテーマに講演し、ヒューマンエラーの発生原因や事例、安全対策、再発防止対策などを説明した。

人材育成・広報委員会で堀切委員長は「今年の物流業界研究セミナーは、参加企業は増えたが参加学生は減少傾向にあったと聞く。優秀人材を確保するには個々の企業も努力を重ね、真の意味で物流事業の魅力を高めていく努力をしなければならないと感じる」と述べた。

議事では、昨年開催した「物流業界インターンシップ」をはじめとする活動状況等と、本年1月に開催した「物流業界研究セミナー」の東京、大阪、Webの活動を報告、本事業を会員企業・団体と共同して継続実施していく重要性を再確認した。

さらに令和4年度の取組事業や「物流業のイメージアップ・発信に向けた取り組み」などについての方針を説明し、承認された。

このほか、8日には第3回「物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会」も開催し、会員企業・団体 からオンライン参加の8人を含め、21人が参加した。

今回は参加企業・団体による自社での低炭素・脱炭素化に向けた取り組みに関するプレゼンテーションを中心に行い、郵船ロジスティクス、日本貨物鉄道、環境優良車普及機構の3社・団体が説明。具体的な取り組みや課題について説明、質疑応答のほか情報交換も行った。

次回開催は6月頃の予定。

◎関連リンク→ 一般社団法人日本物流団体連合会