写真は、高速道路のSA施設内に張られたチラシ。「ETC利用照会サービスを装ったフィッシングサイト(偽のサイト)に誘導し、個人情報などを不正に取得しようとする悪質なメールの存在が確認されました」などと高速道路6社の連名で記し、ETCを利用するドライバーらに注意を呼び掛ける内容になっている。

兵庫県の物流関係者のパソコンにも昨年の夏ごろから届くようになったらしく、「手違いで高速代の支払いを遅らせたことが過去にあったこともあり、メールに記載されたリンクを触りそうになった」と社長。そのメールを見せてもらうと、日ごろの利用状況に感謝したうえで「アカウントの一部が誤っており、ETCサービスは無効になりました。引き続きご利用されたい場合は…」として下段にリンク先が張られていた。メールの差出人は「ETC利用照会サービス事務局」と、それらしい名前だ。

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道路各社ではホームページにも掲載。「ETCサービスは無効になりました」「異常な消費記録があります」「アカウントを停止いたしました」「ETCの決済方法を再確認してください」「年会費の支払いに失敗しました」など不審メールを例示し、「お客さまのクレジットカード情報の入力を求めるメールは送信しておりません」と重ねて注意を促している。