大阪府の運送事業者は、ドライバーの免許取り消し処分で専属の仕事ができなくなったことに憤りを感じている。

同社では約20台の車両をフリーで稼働させているが、売り上げ低下などで営業に力を入れ、新たに専属の仕事を獲得した。

しかし、任せる予定のドライバーが昨年から免停になる違反を度々繰り返すようになり、免許取り消し処分を受ける可能性が出てきたという。

 

同ドライバーは60代で、20代のころからドライバー職一本。これまで違反もなく仕事をしていたという。

同社社長は、「免停になるのもプロドライバーとして問題だが、免取の可能性があること自体、意識が低い。今までよくドライバーを続けてこられたと思う。報告を聞いて、呆れて話をする気になれなかった」と嘆く。

また、「現状は点数を調べている状況だが、免許取り消しになったら会社を辞めてもらわないといけない。気の毒だが免許がなければできる仕事がない。こちらも状況を見直して一からやっていく良い機会だと捉えて、管理面などをしっかりとしていきたい」と語る。