拙著(中村康久氏と共著)『スマートサプライチェーンの設計と構築』が3月26日に発売されました。今週末くらいから全国書店でも並び始めると思います。アマゾンでも先行予約が可能になっています。

 

コロナ禍以降、サプライチェーンの強化が求められるようになってきています。

 

 

コロナ禍以降にも、新たなるパンデミックや自然災害、国際紛争などのサプライチェーンリスクが再三再四、発生する可能性は捨て切れません。サプライチェーンリスクをいかに制御していくかということが大きな課題となっているのです。

そしてそのためのソリューションとして期待されるのがサプライチェーンの「透明化」でしょう。従来しきりにいわれていた可視化、見える化をDXの導入でさらに一歩進めて、ストレスなくサプライチェーンの細部までをも見渡せる透明化が求められ始めているといえるでしょう。

 

さらにいえば、「少子高齢化による労働力不足」がますます深刻化している現状を受けて、サプライチェーン全体における徹底した情報武装も必要不可欠になってきています。

 

 

労働者不足の有力な解決策としてIoTやDXの推進が求められているのです。「若い働き手がいなければ、機械で労働力を補うしかない」というわけです。

 

 

そしてその究極的なゴールが「サプライチェーンの無人化」ともいえます。サプライチェーンや物流領域でのDXを推進していくことで手作業、手荷役から機械による完全自動化に変換を図っていくことになるのです。

 

本書では「考え方がすぐわかる」という視点から、コンパクトな厚みでスマートサプライチェーンと物流DXの展開をまとめてあります。

 

『スマートサプライチェーンの設計と構築』(鈴木邦成、中村康久、白桃書房、2022年3月)