㈲ミノミ運輸(広島県福山市水呑町3122、資本金1000万円、代表者=久永正光氏)は3月1日、広島地裁福山支部から破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は金浦東祐弁護士。

 当社は1969年(昭和44年)9月に設立した一般貨物自動車運送業者。当地では先発業者として鋼材、機械、機械部品などを中心に扱っていたが、2015年5月に現代表が当社を買収し、2021年3月期には年収入高約1億200万円を計上していた。

 しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け需要が鈍化し、収入高は減少。車両への投資負担が重荷となり厳しい資金繰りを余儀なくされていたなか、燃料高によりさらに収益が悪化し、今後の見通しが立たなくなり今回の措置となった。

 負債は約1億7500万円。

 (東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)