テスコ 方喰理将社長「お役に立てることが喜び」
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Image: weekly-net.co.jp
少年の頃から人の役に立つことが喜びだったと振り返るテスコ(愛知県豊明市)の方喰理将社長。「高校時代は授業より生徒会に熱心で、先生に嫌味を言われたこともある」と笑顔を見せた。何より「人」を大切に思い、顧客と従業員、どちらにも偏ることなく心を尽くす。どんな役目も誠意をもって引き受け、どんな仕事にも楽しみを見出していく――そんなポジティブマインドで、経営理念「みんなのために」を追求し、自身の学びを深めている。
計測コンサルタント業からスタートした同社が運送業を始めたのは20年前。当時宅配ピザチェーンで店長を務めていた自身も事業に加わり、配送やマネジメントの経験を生かしてきた。自らが会社を動かすようになってしばらくは創業者である父をトップに置いていたが、責任の所在を明確にすべく社長交代し6年が経過。若手といえ気負うことなく、安定した輸送サービスの提供と人材育成に注力し続ける方喰社長は、「『運ぶ』ことに関して基本的に断らない。どうすれば運べるかを考える。お客様の不安を取り除き安心につなげるのが喜び」と言葉に力を込め、継続していくことの重要性も印象づけた。
今の目標は「どこへ行っても通用する人を育てられる会社にすること」。事故は他者とのコミュニケーション齟齬により起きるとの考えから、従業員の安全教育では社会人としての基礎力や公共心も養えるよう工夫している。
求める人材については「未経験でもいい、前向きな人に働いてもらいたい」と話す方喰社長。様々な個性や能力を持つ人を糸にたとえ、バランスの取れた「テスコ」という丈夫な布を織り上げていく構えだ。
◎関連リンク→ 株式会社テスコ
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