軽貨物運送をはじめ、配送コンサルティングやアプリケーションの企画・開発・運営などの事業を展開しているcanuu(カヌー、永井新社長、東京都品川区)が開発した軽貨物ドライバーのためのSNSアプリ「ドラトーク」の利用者が増え始めている。

「ドラトーク」は、2020年にリリースされた軽貨物ドライバーのためのSNSコミュニティで、長い稼働時間を一人で仕事に取り組んでいるドライバーが、車中待機などの時に孤独を埋めるためのものとしてつくられた。

canuuの共同創業者で、軽貨物運送・物流の企画・設計・運営を担当している代表取締役の濱田崇裕氏が、個人事業主の宅配ドライバーを経験していた時に感じた「孤独」を埋めるためにつくったもので、車中待機中に「今待機しています」とつぶやいたり、悩み相談をしたり、自由に利用することができる。

濱田氏は「このSNSアプリには、無料トイレや特殊な配送先の情報などもマップ上で見ることができ、メディアにも取り上げてもらったこともあって、昨年末あたりから多くの人にインストールされるようになった」とし、「個人事業主のドライバーだけでなく、配送事業者の利用も増えている」という。

canuu

SNS事業として今後の展開については、「『ドラトーク』はあくまで、ドライバーを集める機能なので、そのドライバーを集めてどうするのかが大事だと思っている」とし、「このアプリを基盤に求人や仕事案件の紹介など現在、ニースがあるサービスを探っており、夏くらいから本格的に事業化を進めていきたい」としている。

 

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