協和運輸倉庫(高橋大輔社長、宮城県仙台市)とイーコース(菊竹玉記社長、東京中央区)は、3月5日に仙台市で開催される「仙台防災未来フォーラム2022」にブース出展し、電動フォークのバッテリーからAC電源がコンセントで取り出せることを来場者にPRする。

 

14~27kWh程度の蓄電量がある電動フォークは、災害時に避難所に行くのが困難な要援護者のもとへも自走し電力供給できる。このことに着目したイーコースは、「いま、どこに、どれだけの電気がある」という情報を地図上に表示するアプリ「電源ドナー」を開発した。東日本大震災での被災経験がある協和運輸倉庫では同サービスを導入し、減災に取り組んでいる。

 

菊竹社長は、「フォークの電動化とバッテリーの災害時活用は、物流企業にとってはSDGsやESGへの取り組みとなり、CSR活動としても効果が期待できる」と説明。「日常業務で使用している電動フォークを給電拠点として平時からスマートフォンで把握することで災害時の備えとし、停電発生時には有効利用する『宮城モデル』として、全国へ広めていきたい」と語る。

 

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