㈲山下運輸(富山県富山市藤木1814―8、資本金1000万円、代表者山下良一氏)は1月11日、富山地裁から破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は鍋谷博志弁護士。

 財産状況報告集会期日は4月14日午前10時。

 同社は、1975年(昭和50年)創業、1988年(昭和63年)7月に法人改組した一般貨物自動車運送業者。運送業者の下請けのほか、メーカーからの電子部品やアルミ加工品などの運送を請け負い、ピークとなる2012年6月期には年収入高約5000万円を計上していた。

 しかし、同業他社との競合などにより2020年6月期の年収入高は約2000万円にまでダウン。2020年10月までに休眠化していたなか、業況の回復も見込めないことから今回の措置となった。

 負債は約4000万円。

(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)