東証二部上場企業のカーチスホールディングスは、収益拡大の新事業として、子会社カーチス(山田貴宏社長、東京都千代田区)にファンド事業本部を設置し、商業用トラックを資産とするファンド事業を開始した。

カーチスホールディンググループでは、昨年3月に事業用車両の仕入・販売を行う「タカネットサービス(西口高生社長、横浜市西区)」と業務提携し、同10月には特別目的会社「カーチスファンドナインス(堀江明弘職務執行者、東京都千代田区)」を立ち上げた。

取引のシステムは、運送事業者等からカーチスがトラック等の車両を買取り、一般投資家からの出資でカーチスファンドがその車両を買取る。そして今度はカーチスファンドからカーチスにリースし、カーチスは車両を必要とする運送事業者等にリースし、その利益が最終的に投資家へと配分される仕組み。

カーチスホールディングスの長倉統己常務は「買取り後およびリースアップ後の中古車両をしっかりと補修・美装化してからリース車両として出すため、車両寿命もより長くなる。一般投資家と運送事業者の皆さまをウィンウィンでつなぎたい」と話す。

◎関連リンク→ 株式会社カーチスホールディングス