タカヤ商事(広島県福山市)は、要所に反射材を配置し、実用性とデザイン性を兼ね備えたワークウェア「TW―NK」シリーズを展開している。ワークウェア営業部の戸田強部長は、「360度どこからでも反射する安全性と機能性の両立だけでなく、あらゆるこだわりを詰め込んだ」と語る。

 

高視認性安全服「NightKnight(ナイトナイト)」シリーズ誕生から約10年、これを踏襲したのが「TW―NK」シリーズとなる。同部長は、「ユニフォームに反射材を付けるとなると、従来は二次加工が一般的だったが、当社の製品はもともとデザインに反射材を組み込んでいる。反射材の上に生地を乗せ、ステッチを施すことで、凹凸を減らし、引っかかるのを防ぐ」と説明する。

同シリーズは、ジャケット、カーゴパンツ、長袖・半袖ポロシャツをラインアップ。ジャケットとポロシャツは、ペン差しを両袖に配置したり、ファスナー付きの大容量ポケットを備えている。また、「背面の裾を緩くラウンド状にすることで背中が出にくくするなど、細部にまでこだわっている」。

 

中でもポロシャツは、ジャケットのイメージをそのままシャツに落とし込んだもので、「反射材付きのポロシャツは珍しいのでは」と胸を張る同部長。ワークウェア企画課の後藤靖史課長も、「斜めにあしらった反射材が生地とともに伸縮し、動きに合わせてしなやかについてくるイメージでストレッチ性も抜群」と付け加える。

 

さらに、カラー展開や名称にもこだわっている。同課長は、「一般的にはチャコールグレーにあたる『ガンメタル』、シルバーの『アッシュグレー』、濃い青の『ロイヤルブルー』の3色展開で、上下で別の色の組み合わせにも対応できるよう、それぞれバイカラーの配色を施している」と説明する。

 

「女性の活躍もめざましい運送業界では、下着の透けや生理などの理由からボトムは黒に近い色が好まれる傾向にある。トップスがアッシュグレー、ボトムがガンメタルの組み合わせが好評」と明かす同部長。同課長は、「胸元や背面への社名プリントも販売店舗で対応でき、オリジナリティが出せる」とし、「在庫を弊社が抱え、安定供給できるのも特長」とアピールする。

 

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