NPシステム開発(塩梅敏社長、愛媛県松山市)の「AI点呼システム」は、国交省から「乗務後自動点呼」機器として認定を取得している。

従来の対面点呼と異なり、管理者の立ち会いが不要。被点呼者のドライバーは簡単なタッチ操作で進めることが可能で、点呼執行者の負担を軽減する。

また、「IT点呼」、Gマーク不要の「遠隔点呼」、「電話点呼」、「対面点呼」のいずれにも対応しており、混在運用も可能となっている。

さらに、同社製デジタコ「e—Tacho」と連携させることで、時間外労働の上限規制や改善基準告示にも対応。

AIが、「前回の運行から休息時間が30分不足しています」など、課題に対するメッセージを発信する。

さらに、デジタコの点数評価を元に、一人一人のドライバーに合った指導内容も提供する。

同社の可児勝昭取締役は、「当社はデジタコ以外にもアルコール検知器やカメラなど、点呼にかかる機材を自社ネットワークで提供できる体制を構築している」と説明。「運送業界ではドライバー不足が進んでいるが、管理者側の労働負担も無視できない。業界の発展に向けて、負担軽減に繋がる取り組みを提案していく」としている。

 

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