㈱Mitsuha(資本金100万円、札幌市東区東苗穂8条3—24、代表髙橋弘臣氏)は2月28日、事業を停止し、4月1日に札幌地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は見野彰信弁護士。

 同社は、2015年(平成27年)11月の設立。軽貨物車両による運送業務を主体に手がけ、北海道内を営業エリアとして食品や日用雑貨、雑誌、家電製品、医薬品などの運送に携わるほか、4㌧車や大型トラックによる一般貨物自動車運送も一部行っていた。大手の宅急便業者や地元の一般貨物自動車運送業者などの下請けとして稼働し、2019年3月期の年収入高は約2億900万円を計上していた。

 その後、さらなる業容拡大のため車両数を増やすなどしたものの売り上げは伸び悩み、生花販売など事業の多角化も図ったが、業況の改善にはつながっていなかった。直近では複数の役員が退任し、取引先への支払いも遅延するなど信用力は低下。先行き見通しが立たないことから、今回の措置となった。

 負債は債権者約68人に対し約2億円(うち金融債務は約1億7000万円)。

(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)