沖縄向けに特化した輸送サービスを行う沖縄物流(山口誠社長、福岡県福岡市東区)は来年1月、沖縄県豊美城市に新たな低温物流センター「XDC DivisonⅢ」を稼働させる予定だ。

同社では医薬品物流に力を入れており、すでに稼働しているDivisonⅠ・Ⅱに加え、この「XDC DivisonⅢ」は医薬品の適正流通基準を示した厚生労働省の「日本版GDPガイドライン」に準じた施設となっている。また、荷主側と共同で改正物流総合効率化法に基づく計画の認定を受けたという。
特徴は、GDPエリアには特別な条件が必要な医薬品を保管するための特別保管庫や、沖縄特有の台風・風雨といった悪天候でも荷作業ができるよう屋内にプラットホームを設置。

保管施設は、定温の医薬品専門GDP保管エリアが1区画(床面積1500平方m)、常温の日用雑貨保管エリアは2区画(延べ床面積3900平方m)の広さを有する。

同施設ではまた、センター運営に関わる人材の育成強化を目的として、徹底した指導・教育プログラムによるコーチングを実践するなどソフト面の品質強化を行う予定だ。

同社では「将来的なGDP義務化を視野に入れ、最新のセンターで管理を徹底し、防災・防犯機能を強めて高度化する物流ニーズに対応していく」としている。

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