大手量販店の物流サービス部門で30年勤務した池山浩氏は、昨年9月にGFAいけやま行政書士事務所を北名古屋市に開業した。前職時に関わった企業は大手から委託業者まで含めると5000社に及び、豊富な実務経験をもつ。

物効法による拠点再編・最適化を得意としながらも、「何より現場が好きだった」という同氏が開業にふみ切ったのには、「荷主の立場にいては下請さんをサポートしきれない」というジレンマがあったことが理由の一つに挙げられる。長年にわたり現場で働く運送事業者の喜びや悲しみを見てきた同氏が事業所名につけた「GFA」は「Good Friend Adviser」の略で、相談しやすく身近に感じられる行政書士という意味が込められている。

物流に特化した行政書士として同氏が大切にしているのは「無理かなと思う案件でも、断らない」こと。「調べて、話をして取得できる方法はないかをまず検討する。課題は何か、クリアするポイントやかかる期間など要点をまとめて資料を準備する」と誠実さを滲ませながら話す。

伴侶である桂さんのサポートも事務所運営の力になっているという同氏は、「新規取得からその後の維持管理まで、将来を見据えた上で日頃の問題意識を共有し合い、常に事業者さんの味方でありたい」と抱負を語った。

◎関連リンク→ GFAいけやま行政書士事務所