陸災防福井県支部はこのほど、福井市内で第36回フォークリフト運転競技福井県大会を開催し、5社から9人の選手が出場。コロナによる昨年の中止を経て行われた大会は感染防止のため参加者全員に検温と消毒及びマスクと手袋着用を徹底した。

同支部の北村直洋事務局長はあいさつで県内の道路貨物運送業における労働災害発生状況へふれ、「休業4日以上の死傷者が平成30年から増加傾向にあり、令和3年に入っても同様である」と指摘して注意喚起に向けた一連の取り組みへ言及。加えて、フォークリフト事故の近況について述べた上で、「本競技大会を通じて安全かつ正確、迅速な作業に努めて模範的なリーダーとして、より一層の労働災害防止に寄与していただきたい」と伝えた。

プログラムで選手らは学科試験、運転競技、作業前点検の3種目を競い合い、日頃培った技術と練習の成果を発揮。

日通トランスポートの清水昭博氏(前列中央)が優勝を飾り、10月に予定される全国大会への出場を決めた。