景観を損ねるだけでなく害虫・害獣の被害、倒壊や盗難の危険性が増すとして社会問題になっている空き家。ネストロジスティクスは、これを解消したいと空き家管理サービス「空良(そら)くん」を9月に始めた。

商品企画担当の川村和夫・執行役員は、「配送中だけでなく、当社の周辺でも見かける空き家が話題になり、新サービスを始めることになった」と話す。

内容は換気や床掃除、庭のチェックに加え、郵便物の転送や電気メーターの確認も行い、写真付きの報告書を発行。「配送先の地域で管理することを想定しており、ルート配送の一部に組み込む」(同氏)。まずは県内で始め、全国の営業所に拡大を目指す。

なお、サービス名は、商品開発チームの一員で、営業担当の渡辺空良氏と同名だ。「〝空き家を良い状態に〟とのコンセプトを考えている時に、自然に決まったネーミング」だという。

同社は主事業の家具配送や引っ越しに関連して、トランクルームの運営やリユース家具の販売などさまざまなサービスを展開しているが、「空良くん」は、これらのサービスとも連携していく。

 

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