日本通運は9月16日、東京都千代田区神田和泉町に建設していた「NXグループ統合拠点」(仮称)が完成し、竣工式を執り行った。

新ビルの所在地は同社の前身である内国通運が拠点を構え、事業を発展させてきた地で、同社にとって「縁の深い特別な場所」という。現在の汐留本社ビルに入居している本社機能をはじめ、 陸・海・空の機能を持つ支店およびグループ会社を同拠点に集約する計画で「会社・部署間の壁をなくし、組織を機能別に融合させることで、総合力を発揮できるワンストップ体制をさらに推進、グループ経営力を高めていく」と話し、「同拠点を契機に仕事のプロセス、働く職場環境およびワークスタイルの変革に取り組んでいく。当社グループはホールディングス体制へと移行し、NXブランドの導入と『NXグルー プ統合拠点』(仮称)により『日通グループ経営計画2023~非連続な成長〝DynamicGrowth〟~』の長期ビジョンに掲げる『グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー』の実現に向けて取り組んでいく」としている。

同拠点の敷地面積は約7298平方mで、建築面積は約3097平方m、延べ床面積は約4万2585平方m。免震構造の鉄骨造で、地下1階、地上13階建て。

入居予定会社はNIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運、日本海運、日通トランスポート、日通・NPロジスティクス、日通NECロジスティクス、日通不動産、日通総合研究所、日通情報システム、日通キャピタル、日通ハートフル、琉球物流。

今後のスケジュールは、10月から順次移転を開始し、2022年1月4日にグランドオープンする予定。

◎関連リンク→ 日本通運株式会社