運行管理者試験センター(永井正夫会長、東京都港区)は9月21日、運行管理者試験が令和3年度第1回(8月7日から9月5日)の合格発表を行った。

CBT試験に完全移行することになった今回の試験は、貨物の申請者数が3万7154人で、旅客の申請者数は7240人。合計4万4394人。

貨物の受験者数は3万4164人(受験率92.0%)で、受験者平均年齢は39.6歳。うち合格者数は1万164人(合格率29.8%)だった。

試験の合格基準点は、正解数が30問中18問以上で、出題分野ごとに正解が1問以上であること。ただし、運行管理者の業務に関し必要な実務上の知識及び能力については、正解が2問以上であることが必要としている。

試験担当アシスタントマネージャーの黒仁田祥三氏は「この度の試験では、大雨警報や新型コロナウイルスの影響を多少受けたが、予定どおり無事に終了することができた」と話している。

試験結果は、運行管理者試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されるほか、本人に試験結果通知書が郵送される。試験問題についてはこれまで、合格発表にあわせて公表されていたが、全面的にCBT試験に移行したため、今後は年1回、試験問題の出題例を公表する。今年は11月に公表を予定している。

◎関連リンク→ 公益財団法人運行管理者試験センター