食品業界大手195社による2026年の価格改定計画が明らかになりつつあります。4月までに公表された家庭用食品の値上げ予定は約1000品目強にとどまっています。これは前年同期の4400品目超と比較すると約8割も少なく、2022年以降で最も少なかった2024年の水準をも下回る見込みです。あなたの家計に影響する価格改定の波は、来春頃には一時的に穏やかになりそうですね。

 

お酒や飲料分野が全体の約半数となる509品目と最多で、冷凍食品などの加工食品397品目と合わせると全体の約9割を占めています。食料品の価格上昇は、引き続き原材料コスト増が主因ですが、物流費や人件費といったサービス関連の要因は前年より減少傾向にあります。あなたが日常的に購入する商品の価格はどう変わるでしょうか？

 

一方で、2025年を振り返ると、12月にはチョコレートや調味料など217品目の値上げが実施され、平均改定率は17%でした。これは前年同月と比べて約2倍の品目数でしたが、2025年内では最も少ない月の一つでした。結局、2025年通年では約2万600品目が値上げされ、前年比65%増と大幅に増加。特に調味料は前年から4500品目以上も増え、酒類・飲料も8割増と、あなたの食卓を支える多くの商品が値上がりしました。この傾向が2026年にどう変化するか、家計管理の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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