日本GLP(東京都中央区)はこのほど大阪市住之江区で、延べ床面積約2万1000平方m、収容能力約2.5万トンの全館冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP南港Ⅱ」を着工し、起工式を行った。

同施設が位置する南港エリアは冷凍・冷蔵倉庫の集積地として知られ、主要高速道路や幹線道路にも至近なことから、大阪都市圏はもとより、兵庫、京都、奈良をはじめとした関西エリアへの配送にも優位性を示す。

また、東南アジア・中国航路が充実する大阪湾岸コンテナターミナルへのアクセスも良好で、生鮮・冷凍品の輸出入に不可欠な動物検疫の検査を庫内で受けられる立地のため、輸入・通関・検疫・流通加工・配送といった一連の業務を1つの施設で完結できる冷凍・冷蔵物流施設となっている。

施設は地上5階建て、最大2テナントが入居可能。2階から4階の冷凍庫エリアは有効天井高を6m確保することで、パレット積載率の向上による保管量の増加が可能。床荷重は2㌧/平方㍍、保管効率を向上させる移動ラックの設置にも対応が可能で、従業員への負荷を軽減するために2階から4階の各階には採暖室を設置するほか、リフレッシュスペースも完備して働きやすい就労環境を整える。

2026年12月の竣工予定。

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