ゼロ リファラル採用を本格化、専用サイトを立ち上げ

ゼロ(髙橋俊博社長、川崎市幸区)は、社員のつながりを採用活動に活かす「リファラル採用」制度の運用を本格化するため、専用の「社員紹介採用サイト」を開設。ミスマッチの少ない採用と入社後の定着率の向上に取り組んでいる。
サイト開設にあたり、社員へのアンケートなどを通じて制度内容や紹介料の適正化、周知方法などを検討した。社員一人ひとりが採用活動に関わる意識を高め、会社全体で採用力を強化していくことを目指す。
「社員紹介採用サイト」では、社員が気軽に友人や知人に自社の仕事を紹介できる仕組みを整備。「人で、つながる。好きを、つなげる。」というコンセプトのもと、契約形態に関わらず、誰でも紹介者として利用することが可能。サイトでは制度の詳細、選考フロー、入社後のサポートなどを掲載している。
また、実際にリファラル採用で入社したドライバーや整備士たちのインタビュー「CROSS TALK」を展開。働くイメージが具体的に伝わる構成になっている。主な対象職種はドライバーと整備士で、紹介者と入社者の双方に謝礼金が贈られる。
紹介の多くは友人や知人だが、親子や兄弟といった家族・親戚間の紹介も見られるという。
同社人事部は、「紹介料の使い道について社員に尋ねたところ、『紹介して入社した後輩と一緒に食事に行く』というような声が多く聞かれた」とし、「『紹介の数珠つなぎ』のようなうれしい連鎖も生まれている」と説明する。
「社員が自らの言葉で会社や仕事の魅力を伝えることは、どんな求人広告よりも信頼性が高い。リファラル採用は、入社前から相互理解がある分、ミスマッチが少なく、職場への適応もスムーズ。 また、紹介者が社内に在籍していることで、入社後に困ったことや不安なことがあれば、すぐに相談できる環境にあることで、離職のリスクを軽減できる」としている。
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