王子ネピア(東京都中央区)と王子物流(同)は、大日本印刷グループのDNPロジスティクス(同新宿区)と連携し、福島県から東京都内への共同輸送を今月中旬から本格的に開始した。

王子ネピアの大人用紙おむつとDNPの包装資材を、1台のトラックに2段積みで混載する取り組みで、両社合計で年間60台のトラック削減と、対象区間のCO2排出量50%削減を見込む。

ルートは、ネピア福島工場でおむつを積み、続いてDNP泉崎工場で包装資材を積載。その後、両社の各関東拠点へ届ける。荷下ろし順にあわせ、トラック前方にネピア商品、後方にDNP商品を配置する。

この共同輸送は、ドライバーの時間外労働の上限規制や物流の人手不足を受け、DNP側がパートナーを探していたことから実現。昨年12月からの実証を経て本格導入された。共同輸送による製品の品質にも影響はないという。

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