「働く車の安全」をテーマに、オリジナル商品を毎年多数リリースしているパーマンコーポレーション(大阪市西区)。「事業者の安全に貢献することが我々の使命」という、中部祥元社長をはじめとする社員全員の思いから、悲惨な事故を減らすための製品が今年も登場した。

「ゆるみチェック・ナットキャップ」(特許出願中)は、ホイールナットゆるみの確認に使える優れものだ。ナットキャップ本体とインジケーター部は分割式で、インジケーターの向きを合わす、一定方向を向けることでナットのゆるみを一目でチェック出来るのが最大の特徴で、ナットへの固定にバネ式を採用し、フロント・リア兼用となっている。

開発担当者の技術・開発部/品質管理部部長の篠田康弘氏は、「誰が見ても一目で分かりやすいことを重視して開発を行った。大型車の高床・低床どちらにも対応し、クロムメッキ仕様で、安全性に加えデザイン性も重視している。商品動画では本商品の装着方法を紹介しているので、参考にしていただければ」と話す。

また、もう1つの新商品「ワイヤレス・バックカメラセット」は、後方確認に使えるだけでなく、映像はモニター内の付属SDカードに記録されるため、近年増加する「あおり運転」などの証拠を録画しておくことができる商品となっている。ディスプレイは9インチの高画質液晶を採用しているため、大画面で見やすく視認性に優れている。

開発を担当した、技術・開発部リーダーの南貴仁氏は「配線作業で一番苦労する、カメラとモニターを接続するカメラ延長ケーブルの取り付けが不要であり、また技適マークの認証を取得しているため、国内で安心して使用できる」と説明する。

カメラは、ドイツ規格DINで定められた高温高圧水に対する保護規定IP69Kの要求を満たす。また延長アンテナをつけることで、トンネル内や郊外での使用も支障なくでき、小型トラックから大型トレーラまで対応できるのは嬉しい仕様だ。

運輸業の中でもバックの回数が多いトラックは、ドライバーの心がけ次第でバック事故を減らすことができる。バックカメラセットの活用は勿論のこと、窓を開けての確認、降車しての確認などと合わせることで事故を防止したい。

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